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どう言ったかではなくどう伝わったか?をプレゼンで考える

作品の専門課程を学ぶ学校で、プレゼンテーションの授業を10年近く指導させていただいています。
いい作品ができても、伝えることができないと悲しい結果にもなることも。
①対面でのプレゼンテーション
②オンラインでのプレゼンテーション
③パワポなどを使った資料作成

昔は②なんてなかったのですが、今時です。
学生の面接もオンラインの時代です。

ある学生さんが、初回、いい台本を書いて来てプレゼンテーションで読み上げてくれました。
ご自分ではしっかり話せたと満足されていました。
そこで私は、紙を見ないで、相手の顔を見てしっかり伝えるように指導しました。
プレゼンテーションシートに、キーワードのみ表示して、それをみたら思い出して、話せるようにトレーニングすることも。
そして、2回目。
緊張しながらも、いいコミュニケーションのあるプレゼンになったのですが、いいたいことを全て言えなかったと本人は不服そうでした。
言いたい事を言えずに消化不良ならば、その文章を覚えるくらいにならなと、気持ちは伝わりません。
朗読と、気持ちを伝えるプレゼンテーションは異なります。
どう伝わったを、大事にしたいと私は思っています。

先日も講演で、マイクの音がものすごく残響しているので、いつもよりもゆっくり話して、残響が消えるタイミングで言葉を伝えました。
せっかくの時間なのに、お相手の時間を無駄にしたくないと思うのです。

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