ブログ

忘れたい記憶を掘り起こす意味とグリーフケア

上智大学グリーフケア研究所に学び2年目です。

ブログなどには、書いたことがありませんが・・・・
約30年前、私は弟を交通事故で亡くしています。
忘れたことはありませんが、事故のことは忘れたいほど良い記憶ではありません。
早朝、兄弟で口ゲンカしたのが最後でした。

去年から、グリーフケア(悲嘆・悲しみ)を学ぶ身として、時にこの自分の記憶を撫でられるのです。
忘れたいけれど、忘れたくない弟の記憶。
30年ぶりに、再度、弟との対面をはたす気分です。
劣化した記憶を、私の中でつなぐ作業。

弟も、両親も亡くしたけれど、私には家族がいたんだと、あらためて
対面しなおすことが、心の根っこの安定につながる気がします。
そして、今はまだ、この世界でやっていこう!!と、そう思えるのです。

 

PAGE TOP